警察の腐敗・・・「悪魔と踊ろう」       ~尋問の儀これあり~

四万十川沿いの町で、仕事中の銀行員が殺害され現金を奪われたが、犯人は、警察幹部の親戚だった為、警察は「隠ぺい工作」を画策し、この事件の犯人を割り出した警察官(私)は、ミミズのように蒸し込まれた。

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警察の腐敗「悪魔と踊ろう」vol Ⅱ-11 骨の取引

                  ●悪魔と踊ろう  vol Ⅱ-11           骨の取引



 銀行員失踪後、1つ目カラスがやった事は、すでに話した通り見事なものだ。

これで完璧に収束させ、後は私を潰せば完全だった。(・・~骨でダシを出してやる)

いたるところに足跡を残しながら、力ではなく自分の体重だけで押しつぶしたアホの 画策は、
1本の電話で、もろくも崩れだした。(・・~もっとも、まだ自覚はあるまいが)
  
骨の発掘者は、喫茶店内の公衆電話を当然の様につかみ取ると、
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~失踪した銀行員の父親に連絡を入れた。

        電話番号も全て調べている。
   
          挨拶もなく突然に用件から始まった。
      
        


               「あのォ~のう・・。ワシャ~・・あんたの息子のモノを持っちょるがよ
                       ・・うん、・あんたの息子じゃぁ~・・・息子のモノをもっちょる・・・」 




常識では考えられんことだが、

「アンタの息子の骨を持っているから、見に来てくれ」と言う内容の電話を、
こともあろうに・一度も会った事がない人に、
強盗殺人事件の被害者の親に~ガナリたてる様な大きな声で、

いくら並べても形容のしようがない様子で、一気に電話連絡した。

普通なら聞いただけで激怒するだろう。~相手にもしない。

話を聞いていた私は、これでは相手にもしてくれないだろう、いずれ折りをみて何らかの方法で連絡を取る。
・・・~が、私が相手に会うにはコレに乗るしかない。

 いずれにしても、骨の発掘者が調べてもらったと言う
宿毛市○○病院の○○医師が本当に存在するのか? ~しないのか?
確認する必要がある、との思いが先走った。

どうせ発掘者が・銀行員の父親に会うとしても、私の存在が必要だろう。1人では出来まい、
目的があるから、私に愛想が良かったわけで、放っておいても私から離れる事はできん。

どうでもいい、一方的に再会する約束を取り付け、“骨の霊能力”に気をつけるよう遠回しに

    “アンタがやっている事は、人並みではない” との中傷を兼ね

       「骨のバチ(たたり)があたらんように、気をつけて」と言い残して、喫茶店から外に出たが、



こんなイヤミを・理解できる相手ではない。

しかし、銀行員の父親に会い、事件の状況を説明するには、ウソでもなんでも、
この話に乗ることが先決だった。

四万十市から隣町の宿毛市まで~飛ばしに飛ばして車を走らせた。

安全運転もクソもあるか、頭の中は、あの骨の切り口、スベスベの断面が折り重なっていた。

あれは機械でなければ出来ない断面だ。
その骨を医者に見せて調べてもらった。との話しが本当なら・・・・・

しかも鑑定に出す事を前提に、銀行員の父親に会おうとしている。~と言う事は、あの骨は本物か?

鑑定に出せば一目瞭然。

何のごまかしもきかない、男はそれを希望している。・・それなら本物か?

では、どこから持ってきた。男が言う、偶然見つけた。と言うのはウソだろう、

信じるわけにはいかない。いずれにしても骨の断面だ、私が現実に見た骨の断面だけは否定できず、
医者が現に存在するなら、一応信じないわけにはいかない。

無数の思いが互いに交差し、ただひたすら宿毛市の○○病院まで車を走らせた。

日曜日だ 外来患者はいない、
入院患者の見舞い客を装い、看護婦にそれとなく聞けばいいだろう、
と、筋道を作った上で病院に入ったが、何の必要もなかった。

受付から少し入った所に、医師の名前や診察日等を書いたプラスチック板が、大きく掲げられていた。

○○医師は存在した。
間違いなく、骨を発見した男と同じ地域の出身者である。

田舎では姓名だけで出身が判るものだ。
これなら男の話しも、医者に関する部分はホントだろう。
まだ何も解らないが、骨の切り口は医者の仕事か?


残り半分は信じないにしても~ウソでも骨に相乗りする必要があるが、
話の持っていき方が、あまりに唐突である。

男のかつての職業「金貸しの取り立て」と同じやり方だ、これじゃあ話しにならん。
いずれ行き詰まるだろうから、話しは、それからだと全く当てにせず待っていたが、

携帯電話がまだ高価なこの時代、ポケベルが鳴ったのは、スナックの中だった。

防犯協議会の後、町の役員と一緒に飲んでいた。一軒、二軒と回るうち酔った防犯少年係に、

お役人の地金が出てきたようで、
・・・・・・・・・・・・・「ホステスが何人以上の店は、届けを提出する事」等と、

自分の隣に座ったホステス相手に意見し始めた。
               
・・・・・・・・・・・・・~窮極のバカ・・・スナックの客が

ホステスの数が多いからと、
風俗営業の講釈をするバカがどこにおるか。~・・こいつの脳みそは、糞じゃ

・・~しかも町の顔役のオゴリで飲んでいる、~その席上でだ。

こんなことだから、いざ事件になっても借りてきたネコのようにウロウロするだけで、
ろくな情報が取れない。

現場ではクソの役にもたたんヤツが、酒飲んで偉そうに役人風をふかし出した。

それほど大事な事なら
普段から仕事すればいいものを事務処理しか能のないやつが、
飲むとやたら偉くなるから不思議だ。

注意の意味で、人に見えない様に後ろから手を回し肩を突いた。が、何を勘違いしたのか
バカが、私の頭を平手で叩き返してきた。場所が狭い、しかも座ったままの状態なので

ヒジ打ちでもぶち込んでやろうか、と思ったがホステスにさえぎられ数秒、
時間の空白ができた時だった。ポケベルが鳴り出し店の外に出た。

自宅に骨の発掘者から電話があったらしい、さっそく近くの公衆電話から連絡すると

信じがたい返答が帰ってきた。

         「 来週の日曜日。午後、失踪した銀行員の父親・佐田さん が
                                 高知市から四万十市まで、骨を見に来る。

           佐田さんには、どう言う訳か警察の張り込みや、
                                尾行がつきまとっている。     

           少しでも動けば警察がついてくるので
               汽車かレンタカーで四万十市までくるから
                                              ・・・・・・・・・・・私に一緒に行って欲しい」


と言う内容だった。

なぜ佐田さんに尾行・張り込みが付くのか?
    ~ なぜ、佐田さんは「強引な骨の話」に簡単に乗ったのか? 

何もかも意味不明だった。



 佐田さんが高知市内を歩いていると、おかしな男が後をつけてくる、こんな事が何回か有って

気味が悪くなり、ある日、喫茶店に逃げ込んだ。

ちょうど、その店に・知り合いの警察官(ゴルフ仲間)がいたので、
わけを話すと、店の外で張り込んでいた男を一目見て
       
         「あれは高知署の刑事よ」と言うので、ビックリしたらしい、

昼間から堂々と尾行するのは、かなり切迫した何かがないとやらない。

しかも、なぜ佐田さんを尾行するのか?聞けば聞くほど意味不明である。

1つ判る事は、私に一緒に行って欲しい。との依頼だけは、充分理解できた。
 
         ・・・・・・・・ただ1つ・・・詐欺女が言う、「共産党に暴露する」・・・・・
         
                         ~これを一つ目カラスが、信じ切っているなら、


尾行の刑事とは、警備・公安関係の私服警官。


~つまり、やはり・“骨”は本物か~・・でないと~これほど真面目に・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・~アホの一つ目カラスが動くか?
 ・・・・・・・・・・・・これは面白いことになった。
    ・・・・・・・・・・・・・・ヤツラは、「骨」の“話” が共産党に届くのを警戒している。
                          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アホが、動き出した



 土佐清水市は、港を中心に開けた町だ。鰹やマグロの遠洋漁業が盛んな全盛期には、

いたる所に酔っぱらいがたむろし、包丁を持ってケンカするのは珍しくなかった。

ヤクザを町から、たたき出したのも漁師の一群だが、昔懐かしい思い出話になった。

 わずかに廃屋の格子戸に栄華の跡が見える。

昔、女郎屋があった祭りの跡、あの格子の後ろで、汗くさい男が轟々と生きていただろうが、

屋根も壁も朽ち果て、割れた窓ガラスに写った月明かりだけが凛と輝いている。

灯りのない夜の港は、波がどす黒く波打つ、船のない泊まり場の喪服のようだ。


 酒を飲んで、いつも帰る夜道を一人歩きながら考えたが、思いは底なしの穴に吸い込まれる様だった。

被害者の父親を、どうして警察が尾行・張り込みするのか?
いくら一眼国でも、モノには限度と言うものがある。いや、限度がないのが一眼国だ。

何がどうでも、銀行員失踪事件を叩きつぶすつもりらしい、それだけ判れば充分だった。 



 清水署の刑事課には、これまで黒幕の西田秀男と親戚関係にあったブタガラスが一羽

おったが、この年、高知市からハゲガラスが・もう一羽飛んできてブタガラスとコンビを 組んだ。

これで2羽の1つ目カラスが、一眼国の情報網となって張り巡らされ、よほどの安堵感が

築かれたのだろう、カラスが酒のサカナに、私の噂をしていたのを後で知らせてくれた人がいる。

          「アイツ(私)は、エエ加減にせんと、警察におれんようになる」 


そう言いながら、面白そうに大笑いして飲んでいた様である。

と言うのも・カラスはカラスで、逮捕して留置場に入れられた窃盗被疑者(送致前の犯人)の家族から

         「裁判で有利になる様に、取り調べに手心を加える」


 との取引をして、~2回、合計50万円位の現金を取っていたのだ。

ただ、バカなカラスは、金を取った際に~・・・受け取りを書いていた。

ボケガラスが、もらってはいけない銭に~領収書を書いていたおかげで、それを知っている
者が教えてくれたのだ。

    「静かに、何もせず警察幹部に好まれる警察官にならなければ、警察でメシが喰えなくなる」と、


大笑いしながら、酒を飲んでいる様だ。面白い趣向である。

そんなら、その様に、その演出をカラスの口元でやってやろう。

カラスは必ず食い付いてくる。

ボケガラスが、喜んでやってくる様な趣向を全て整え、失踪した銀行員の父親に見せる
骨の舞台は、日本最後の清流四万十川に架かる絵になる橋、通称・赤鉄橋と呼ばれている

四万十川橋の下にある公園で、真っ昼間、堂々と見せることにした。


(赤鉄橋)





 大型クレーンのアームが半分ほど伸びたまま、どんより曇った空に止まっていた。

平成6年2月20日  日曜日の午後、骨の発掘者を私の車に乗せ、

物(骨)を持って、公園 についたのが約束時間の20分位前だった。

佐田さんとの約束の時間に、大きな遅れはないはずだった。
私が佐田さんなら、常識はずれの骨の話しに憤慨するだろう。

結果、何らかの手を打つ、例えば約束の場所に、あらかじめ誰かを伏せておく。

この公園の中、佐田さんの依頼を受けた 誰かが見張っている可能性は充分ある。

少なくとも私なら~そうする。

公園には5名位の人が、思い思いにくつろいでいたが、
この中の誰か?あるいは全くいないか?

どっちでもいい。とにかく大型クレーンの近くならよく見えるだろう。

高知市から四万十市まで、車で3時間位かかる。もし佐田さんが時間通り現れたら、

あらかじめ~予定より早く到着し、どっかで時間調整していた証拠だろう。

ならば佐田さん以外に、誰かが来ている可能性が高く、
今現在~こちらを見ているはずだ。

腹づもりを念頭に置いていたが、隣の助手席に乗った骨の発掘者は、

相も変わらず、骨の 親子鑑定について喋りまくっていた。よほど鑑定をやりたいらしい。

つまり、それだけ自信があるとゆうワケか?この点だけが何とも不可解であるが、
逆に考えれば、骨は間違いなく金になる「物」だと言うことになる。

 車はバックで駐車場に入れた。いつでも発進できる体制で、

前面には100メートル位 の野原が続く空間があり、
この空間の北端に四万十川橋がある。前方は全て見える、

前からは来ない~見える所から、最初の動きは無いものだ。

佐田さんが現れるとすれば~後ろか横だ。
そうなれば、あらかじめ、こちらから見えないところで確認した後に
出てくる事になる。

 約束の定刻通り、斜め後ろから~背の高い60歳位の男が近づくのがバックミラーに映った。

顔は確認できないが、男2人が座っている私の車、6箇月以上洗ってない

白色スズキ・カルタスに近づく人はいない。白のカルタスは前もって伝えておいた。

すぐ外に出て、無言の会釈を交わした。

佐田さんは、儀礼上の笑顔を浮かべていたが、本心は それどころではなかったはずだ。

どこの馬の骨とも知れない輩から、ある日突然「アンタの息子のモノを持っている」と、
突拍子もない電話が架かり
「骨を見に来い」と言われ。150キロ離れた土佐の西端まで

警察の尾行を気にしながら着いた所に
警察官と同行する骨の発掘者がいるわけだ。

理解せよと言う方が無理だ。
しかも警察官を名乗る丸坊主の男が無言で会釈した。

そいつのツラは、ヤクザ顔負けのツラがまえで、今からその男の汚い車に乗るんだ。

立場が逆なら、私なら乗らない。が、乗ってもらった。

4年前、銀行員失踪事件発生から1箇月位過ぎた頃。
オロナミンCドリンクを中村署の刑事課に差し入れして
「息子の捜索をよろしく」と、何回も頭を下げて帰った人が、車の後部座席に座った。

佐田さんが差し入れしたときは、すでに事件ではなく失踪(持ち逃げ)になっていた。

その時私は、自分の机から茫然と佐田さんを眺めていた。中村署の幹部は極めて丁寧に

応対していたが、佐田さんが帰った後。笑い飛ばして終わりだ。・・それ以上の事は言えない。

・・組織には階級があり、それぞれの椅子に、それぞれの思いを込めたカラスが自分の

ポストを守り、次にどこに栄転するか?それだけを必死になって計算している。

上役のメカケにならないと出世はできん。

メカケガラスの狭間に、差し入れを持ってきた佐田さんを・哀れな思いで眺めてから4年たった。

4年だろうが400年だろうが結果は同じ、このままでは完全に蒸し込まれる。

 レストランのメニューでも見せるかの様に、差し出された骨を見せられた佐田さんは
終始無言で骨の発掘者が言う、山での発見状況について首を縦に振っていた。

他には何も言わない、言えるはずもない。
誠意があるなら、このまま佐田さんに骨を渡せばいい。

それで済みだ。が、そうするわけがない。ねらいは金である。

子供の目の前に出したお菓子を、どれだけおいしいか説明した挙げ句しまい込んだ。

・・この男らしいやり方だ、
発掘者が自ら骨の鑑定をしたい意向らしいが、そんな事ができるわけがない。

お国にやってもらえばタダだ。と男を説いたが、 この場の駆け引きがあるらしい。
金貸しの取り立てよろしく「息子の骨だ」とまくし立てた。

常識というモノがない、この状態で佐田さんが取引に応じるはずがないのだが、
今ここで意見しても話が壊れるだけだ。結果は見えている。

私の目的は、1つ目カラスに動いてもらう事だった。骨が本物であろうがニセ物だろうが、
無責任だが私にはどうでもいいことだ。

結果、佐田さんに現状を伝え、1つ目カラスの動きがどの様なモノか、見てもらえばいい。

~後は被害者の遺族に任せるしか方法はない。

~私には何の力もないんだ~

犯人を逮捕するには、銀行員の親が動く以外に、どうすることもできない。

~他に方法がない。まったく無い。唯一の“力”が、私の車に座っている。


 この時、どの位~なにを話したか、私は完全には覚えてない。非常に失礼だが何の期待もしてなく、

記憶にない。~いくら骨が出ても鑑定するのは国だ、必ず公になる。~当たり前だ、

タダで済むはずがない。が、今それを言えば発掘者が尻込みして何も起きない、

この話は一眼国に必ず“抜ける”。・・・“抜かす”~の後・カラスの反応が一つの足跡だ。

抜かすんだ。抜けば、バカガラスが墓穴を掘る。自分で自分の墓穴を掘りだす。

この世の中に極秘という動きは存在しない。

相手が一番やりたい事を相手自身に、自分の意志でやってもらう。

先の見えないバカは喜んで動き出す。
その場・その場の自分の足下しか見えないバカガラスよ、

踊るんだ。踊りながら骨をくわえろ。

~もっと踊らしてやろうか、小道具は用意してある。

犯人 田岡 大の写真を別の写真機で接写した写真。
もう1枚、田岡と接点のある消防士の写真。2枚、佐田さんに渡し

事件の概略を大雑把に説明した。2枚の写真は「物」として、後で警察幹部に渡るだろう。

 骨に関しては、弁護士を雇い検察に持っていくよう進めたが、なぜ検察なのかは 言わなかった。
このあと佐田さんは、卒倒する様な経験をするだろうが、

それがなければ、何も理解はできない。
日本人の警察に対する思いは、
一般の真面目な警察官自身を含め、映画やテレビの影響が強すぎる。

現実の姿は、そんな勇ましいものではないだ。
とにかく、この場はこれまれだ、骨の発掘者を間にして、これ以上何の進展もない。

あまり長くなると、私まで佐田さんに疑われる、すでに疑いの目で見られているだろう。
今日は見合いだ。それぞれ連絡が取れる様に、電話番号を書き取りその場から散った。

後は単独で連絡を取れば、佐田さんとの意思の疎通は・それからで充分である。



 骨の談合から別れた後、その足で久し振りに女のアパートに向かった。
犯人 田岡 大の元情婦、銀行員失踪事件の情報源である。

女が「蒸し込み組」に寝返っている事は推察されていたが、証拠がなかった。

詐欺女が警察に通じている事を
女自身から~検証する為の良い“材料”を持ってきたのだ。

今さっき「骨」の談合を済ませたところで、まだ誰にも話してない新鮮な素材「骨の話」を
女にくれてやった。

これで「骨」の話が中村署に抜けていたら~警察全体が、詐欺女の一方的な話に
踊っている事になる。~女が“たれ込んだ”証しだ。

~・・・・・・・佐田さんが高知市で尾行されたのも~この女の話だろう。

  ~「骨」をエサにする。

単純な手法であるが、結構たしかなやり方である。
女は相変わらず愛想良く迎えてくれた。

新しいエサ(男)を飼いながら、メシを喰っている様だった。会うと・すぐ、
いつも通りの口調で、警察から迷惑を被った被害者を演じた。いつものパターンである。

この女に会うための、いつもの関所をいつも通り聞き、いつもの様に女を励ました。

話が一段落ついたところで「骨」の話に入ると、普段は大きなゼスチャーを交え
情緒不安定な喋りをする女が、「骨」と聞いて途端に静かになった。

眼線は斜め下、口は半開き、震え声で「まぁ~」と言うばかりだった。
詐欺女のホントの顔だろう、この女は、やはり何か隠している。

が、今はどうすることもできん、ならば女の意向に飲まれ詐欺女の口から、
女の妹のダンナの警察官・榎本に。さらに、榎本の友達、県本部捜査一課の北本刑事に

話しを抜かせばいい。警察は全体がスパイ組織だ。が、頭の切れるスパイではない。

詐欺女のウソ話を鵜呑みにする、ウソが一人歩きする程度の組織である。

しかし、「骨」の話はウソではない。~この話は、悪性の下痢ように警察へ抜けるはずだ。
ならば、1つ目カラスの意志に従い、好きな様にしていただくまでだ。

「骨」を隠し証拠隠滅を計るため、どの様なアホの画策をくわだてるか?
また、おもしろい事をやるだろう。




 1ヶ月後、3月の下旬。・・・・・~面白い現象がおきた。黒幕 西田秀男 が
県本部 監察課長に転進したのだ。

栄転と言うより、この場合は転進と言った方がいいだろう。

監察課とは昔の憲兵のような存在で、警察を取り締まる上級組織と思っているのは、
真面目な一般住民である。

現実には、警察に対する不平、不満など・表に出れば困る様な事柄を上手に処理する所だ。

だから西田が転進したわけだろう。これも警察は、真っ向から否定するだろうが、

銀行員失踪事件が、蒸し込まれた事件である事は、県警幹部なら~誰でも知っている公然の秘密だ。

その黒幕が、どうして監察のポストにいけるんだ。存在自体は否定できまい。

・・そこに西田が座った事だけは、否定できまい。「骨」が出た後に? なぜ座らせた?

         ・・・目的は?・・・・

・・・・・・・・・・その・半年位あと、さらに面白い現象が・・・・・・・・・・・・・・

今・監察課長になって・・当分の間転勤がないであろう・・・・・

・・・監察課長が銀行員失踪事件発祥の地である中村警察署長に御栄転。

・・・なんのために・・・

      ~・・・・事件発祥の地・聖地で「完全な証拠隠滅を計る為だろう」
                                        ~骨も捨てたか


さらに犯人 田岡 大が住んでいる四万十市荒川の出世頭に、県警の上層幹部で定年退職
したYと言う家がある。この家に婿養子として入った女タラシが、その後トントン拍子に
出世して警視になった。そいつが、私が勤める清水警察署の署長に御栄転になったのだ。

その他にも荒川には、捜査一課の上級幹部が養子に入った家が一軒あり、
全て合わすと県警全体の舵取りできると、豪語するバカがいたから幸いであった。

田舎人は身内の中から、どんな種類であっても役人が出て出世すれば、やたら吹聴したがる。

四万十市内のある散髪屋には、これまで私が並べた警察幹部のほとんどが出入りしている
散髪屋があり、この酒癖の悪い散髪屋さん。

やたら警察幹部の名前を並べ上げ、大ボラを吹きまくっていた。

一眼国の実戦部隊が全て整ったと言えば、これも警察は否定するだろうが、
この後、どう言うワケか面白い話が連続に連なってくる。




 平成6年4月、新しく監察課長になった実力者の西田くんは、県下各警察署の巡回監査を始めた。

4月下旬、私がいつも家族を連れて行く、土佐清水市の活魚店経営者が、
わざわざ清水署 まで私を訪ねてきた。

 この店は、黒幕 西田秀男と親戚関係になる。

どうして、警察署まで私を訪ねて来るのか、いぶかしく思いながら廊下で応対した。

    
        「こんど、秀(ひで)やん(西田秀男)が、清水に来るけん(来ますから)
                         そんとき、一緒に、飲もうと言いよるが、どうじゃろう」 


と言う用件だった。

なんと、驚いた。
西田秀男が巡回監察で清水警察署に立ち寄るから、その夜、

・・・・・・・本部の監察課長さまが、・・・~一面識もない ペー・ペーの私と一杯飲まないかとの

・・~お誘いの御用件である。・・・すごい。
     ・・・嗚呼~どうりで、今年の正月は~~年賀状をいただきました。


・・面白い、なんと面白い。酒で良ければ飲み殺して御覧にいれる


         「そりゃ~・・、是非お願いします。」と快諾した。



この時期、四万十市では・詐欺女も西田に誘われた、との事である。



 清水署の巡回監察は、5月中旬だったと思う。その日がくるまで私は、落語のネタを
~あれこれ思案した。
いかにして西田くんをオチョクッテやろうか、と思いを巡らせたわけだ。

例えばお吸い物がでてくる。~「これはうまい汁だね、・・ダシは、魚か?・・・人間の骨
                                   ・・ならもっと、うまいよ」~てな具合にだ。

活魚店に出てくるメニューは、ほぼ 決まっている。

カニがでたら「甲羅が堅いよ、人間の骨ならこんなモンじゃないけど」

   「酒をカニの甲羅に入れて飲んだらうまいよ。人間の頭蓋骨に酒を入れたら~5合は入る、
                           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・一升飲むんなら~ソレのほうが粋だ」~

・・・・・・・・・・メニューを頭にイメージして、一升でも二升でも飲んでやる。

 
        かかってこい、~この野郎。・・ノミ殺してやる・・・・と、意気込んでいた。

このまま・ほんとに合っていたら、なんと面白い事になっていただろうが~どういうワケか
当日は、何のお誘いもなかったのです。

翌日、活魚店の経営者が、~再度わざわざ警察署まで私に会いに来まして、
やけに決まり悪そうにソワソワしながら、右手を招き猫の様に小さく振り、

・・満面の笑顔で

    「アレは~、僕が勝手に言うたがよ」の一言を何回も繰り返した。

通訳しますと、アレ(西田との酒宴の約束)は、活魚店の経営者が勝手に取り決めた事で・・・・・・

       監察課長の~西田の秀やん(秀男)は、~なにも知らなかった事だ。との意味である。


が、私が活魚店の経営者に誘われる義理は、全くない。しかも、子供らしく同じ文言を

~何回も決まり悪そうに言った挙げ句、

最後の「すみません」との・お断りの文言は一切なかった。

商売人が「お断り」をしないはずがない。・・~できないのだ。

できない理由が、充分過ぎるほど思考の中にあったが故の文言である。

長く商売をしていると、公務員のように、誰でも判る明らかなウソは、なかなか言えるものではない。

お役人と言うヤツは、小学生の様に、その場、その場が、良ければ何となく満足するものである。


    何かがあった・・・そう思った。今年の正月には、年賀状をいただき

4月には、お酒に誘われ。
~5月に知らん顔。まるで数え歌のようで面白い。

つまり、4月から5月にかけ、何らかの変化があった。何の、どうゆう変化か?は、

何にも判らない。・・・やはり「骨」か?黒幕は監察課長のイスに座っている。
         
                        
                              (秋には~中村警察署長

そのうち次のバカが出てくるだろう、~今、一眼国では情報が混乱しているようだ。

最も、今に始まったワケではなく初めから混乱しているが、

それは能力の問題で今更なおるわけがない。・・・~次に出てくるヤツが役者だ。


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テーマ:これでいいのか日本 - ジャンル:政治・経済

  1. 2008/01/17(木) 04:10:40|
  2. 悪魔と踊ろう vol Ⅱ-11 骨の取引
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