警察の腐敗・・・「悪魔と踊ろう」       ~尋問の儀これあり~

四万十川沿いの町で、仕事中の銀行員が殺害され現金を奪われたが、犯人は、警察幹部の親戚だった為、警察は「隠ぺい工作」を画策し、この事件の犯人を割り出した警察官(私)は、ミミズのように蒸し込まれた。

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警察の腐敗「悪魔と踊ろう」vol Ⅰ-7 一つ目カラス     

                 ●悪魔と踊ろう  vol Ⅰ-7          一つ目カラス
        
       



  最近、夢の中に変な鳥が出てくるようになった。

カラスだ、普通のカラスじゃない。眼が1つ。
1つ目カラスの眼は、縦長に切れている。
・・・・・・・・・・・・・何とも卑猥な眼だ。
  
黒いカラスは警察の制服の色、
眼が1つなのは、世間を見る視野が半分しかない 狭さを象徴している。

足は4本。鳥やら獣だか判らない。
~なんとも不気味であり、こっけいでもある。
 
このカラスが夢の中で、私を見てニターと笑う。
追えば飛んでいき、またすぐ戻ってくる。
またニターと笑う、なんともイヤミなカラスだ。

なんでこんなカラスが、夢に出てくるようになったのか?自分なりに分析してみるに。

「一眼国」と言う古典落語があった。
腕っ節の強いソソッカシイ男が、山を歩いているとき1つ目小僧を見つけ、
驚いて立ち止まった隙に逃げられた。

1つ目小僧がいると言う事は、そいつの親がいるはずだ。
捕まえて見せ物小屋に売り飛ばしたらカネになる。
そう思った男は充分な支度をして、1つ目が住む国へ乗り込んで行った。

ところが、あっさり捕まってしまって、オリに入れられ見せ物にされてしまった。

         「さあさあ、これが~眼が2つある2つ目野郎だ、代金は後でいいから見ていきな」と

客寄せの1つ目小僧に威勢良くはやし立てられ、大勢の見物客が押し寄せて来た。

一眼国では、2つ目野郎が金になる。と言う小話だ。
まるで自分の事を言われているようで面白かった。
一眼国(警察)に迷い込んだ ひょうきん者。ここは一眼国だ。
~そう思う・・・・・・その続きが夢の中のカラスだ。

 カラスは断言する。オートバイは上流から流れて来た。
川は流れるものだ、流れて何がおかしい。どっかで~オートバイを岸から投げ捨て、

その後・オートバイの荷カゴに付いているビニールカバーを燃やし逃走したもので、 
                                                                                ・・・・・・・・・・・事件ではなく失踪だ。

銀行員が金を持ち逃げしたんだ。~どっかに女がいる。・・・・・・・
・・・などなど・・・何の根拠も無い推測が渦を巻いて流れ出した。

・・・しかし、失踪するのに
~なんで~ビニールカバーを~“燃やす”~必要がある


 型どおりの聞き込みは依然続けられているが、
二人一組の刑事さんが車で乗り付け、ある日とつぜん訪問してくる。

そして「事件」とも~何とも言わず、
ただ・・銀行員を見なかったか?と言う質問を、あちこちで繰り返すのみ。

・・・初対面の刑事さん、お二人が突然現れ、
見ず知らずの人に、そんな聞き方をしても喋るわけがないだろう。

~失踪である、「事件」とは言うな。上からの厳命である。
・・・刑事の最初の言葉が“失踪”なら、
~次の発言として、地域住民が“事件情報”を出すか・・~出すわけがない。

 昔の刑事なら、あちこちに自分の情報網を持ち「畑」と言って
~普段から、大事に耕し育ててきた。

いざ事が起きたら無数の「畑」から情報を吸い上げ、事件のにおいを嗅ぎ分ける。

~それが刑事だった。

今・そんな刑事はいない、
ただ目の前の・分かり切った事件を「上」の言う通り処理しておればいい。
~処理屋だ。

後は上手に酒を飲んで、軽くゴマがすれたら御の字、コネと昇任試験で出世する。
何の魅力も感じない、~よい子の動物園だ。

毎日毎日・ただ“真面目”に聞き込み捜査が実施された。

      今日は、あの角から~そこの曲がり角まで、明日は川沿いに聞き込み。

  日本人よ~マジメとはなんだろう?~茶化して言う訳ではない。本気だ。マジメとは何か?
右を向けと言われたら、朝から晩まで右を向き、左を向けと言われたら
~朝から晩まで、 左を向くのが真面目か?


「上」から失踪だといわれたら、何の疑問も感じず「はい失踪です」と言うのが真面目か?

                                  ・・・・・・・・・・クソして死ね~クソボケが。

 「事件」とも言わず、いくら聞き込みしても~何が出る出る物も出ない。出るわけがない。

憤慨に値する聞き込み捜査が、報告されていた。 

情報網 “畑” がない刑事が、100人・200人~いても~いなくても、結果は同じ~なにも出ない。
また、これを理解する幹部は、一人もいなかった。
 


 失踪した銀行員が~失踪する最後に訪れた取引先。最も重要なポイントの1つだ。

この日、銀行員は四万十市の~あるガス屋に、定期預金証書の期限更新の手続きの為、

わざわざ、この店に立ち寄っている。
これは一国銀行の調査から判明した事実である。

 重要なポイントは、直ぐさま刑事課に報告された。
報告を受けた刑事さん~やはり二人一組で~このガス屋に行き銀行員が何を言ったか、

どちらに帰ったか~“ネホリ・ハホリ”~聞きまくって、帰って来た。
~その内容を報告する。

報告を受けた・ボス猿が・・・報告内容を詳細に分析する・・・重箱の隅を~ツッツク様に。


        報告内容に、聞き抜かっていたことがある。

                   定期預金の内容は・・聞いてない。


幹部の指摘を受け、即、別の刑事さんが車で走る。

   ・・・・・~帰って報告する。・・・しかし、定期預金の金額や内容?が~なんの意味がある?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・それは??ガス屋の勝手だ???・・・・・・・・?


    またその次に、

        ~オートバイは、どちらの方向に~向かって、止めていたか


            ~と言う質問を思いついた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・聞いてない。・・・・・


また別の刑事が走る。・・・・・・オートバイを止めていた~角度~が問題らしい?

~しかし・・これは、交通事故か?・・・・・・・角度がどうしたの?・・・・・・

~・・・犬が西むきゃぁ~シッポは東よ~?・・・・オートバイが、西むいて止まっていたら、

・・・・・・・・・・・・・・必ず西へ帰るのか???・・
                ・・・・・それが~どうしたの???????・・・・・



・・こうして次から次ぎに、このガス屋さん宅に、刑事さんが延べ10人前後 ・・・走り込んだ。

 

  田舎の商売人と言うものは、他人の眼や体裁をことのほか気にするものだ。
次から次ぎに刑事さんの訪問を受けたガス屋さんは、

困り果て~知人に・・・~こう言ったそうだ


      「刑事が、次ぎから、次ぎから~、~店に来て、~色んなことを聞いて帰る。
               ワシが、なんかやったようで、気味が悪い、~めったなことは言われん」


 刑事が店に入った事は、近所の人が見ている。

 あの店に入った。~と、・・・・・・・・・・~何を調べている。~何かあったか?

近隣の者は平静を装い、一部始終観察している。そんな状況の中で、ガス屋が喋るわけがない。

・・・~まして~「事件」とは言ってない。~・・・

こんな事、テレビや映画の刑事ドラマしか知らない人は、信じないだろうが、
現実にはよくある話で、

 大きい事件になればなるほど、バカ幹部が~必要ないことまで
・・・・・・・・・・・「あれはどうだ、これはどうだ」と、思いつき放題に指摘してくる。

捜査の経験がある人が、指摘するならともかく、
田舎の警察では、全く経験のない者が、 どんどん出世して署長になる場合が多々ある。

そう言うヤツが偉そうにふんぞり返り、さも捜査の指揮官たる眼光で、あれやこれや
指摘すると、現場は大混乱の形相を示すが、世間の常識を知らない公務員諸君は、

一般住民が迷惑している、などと言う観念は全くない。~かけらもない。

      ひどい場合は、犯人の親戚の家で聞き込みしたバカもいた。・・・犯人に筒抜けだ。



 私は散髪屋の息子だ。
子供の時から、人のつながりがいかに大事か、メシを食いながら 見て来た。

つながりの中に自分があり、生活の糧がある。
公務員、~特に教師や警察には~この観念が無い者がいる。

たしかに全部ではない、立派な人もいる。が、子供のように~全く何もない人も見かける。

何も気にしてないバカが、同じ人として生きている。
まことに嘆かわしい事だが~どうしようもない。



  定期預金証書の中身や、まったく必要無い事まで聞かれたガス屋さんは、
すっかりヘソを曲げて、肝心な事を喋ってない。こうなったら誰が行っても無益。~ムダだ。

しかし、いくら無益であっても・最も必要な情報が眠っている。~との思いは、警察には無かった。


~恐ろしい事だ。

 恐ろしいとは、オーバーな表現と思うだろう。ソレは違う、~まことに恐ろしい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・まずガス屋が喋ってない、と言う観念が無い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・次にナゼそうなったか?~と言う、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・思いやりが欠落している。

欠落とは、無いわけではない。~それ以上だ、・・感情がない・感覚がない・観念がない・
全てがない、~だから、「悪い」とか、「問題」だ、とか、・・・何の疑問も思い付かない、感じない。


・・・いわゆる欠落だ。~もともと~何にもない。「落とす」前に~「ない」~ ・・・。

まさに欠落、~感じない・~感じる事ができないから~「恐ろしい」と言った。

警察が持ち帰ったガス屋からの情報は、何時に銀行員が来て、何をして、
どの方向に帰った。と言う内容だった。それ以上必要と思わないらしい。

一眼国の1つ目カラスは、これでいいらしい?・・・・アホォ~、アホォ~と鳴いて帰れ


 ガス屋が一番・大事にしているのは何か、言うまでもなく“お客さん”だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~散髪屋のセガレは、そう思う。
“お客”が第一・・~そんなら“お客さん”に聞いてもらう。

相手が最も大事にしている人~「主婦」だ。
知りあいの主婦に頼み込み、ガス代の支払いに行かせ、
その場で~銀行員が喋った事について、ガス屋から聞いてもらった。

失踪した銀行員が、その日・なぜガス屋に立ち寄ったか?
相手がお得意さんの主婦なら、ガス屋は警戒せずに喋るだろう。~そいつを受け取る。

・・・私の得意な手だ。



  昔、江戸時代から明治初期にかけて“デコマワシ”と言われる忍者の一群が 土佐にいたそうだ。
四万十の忍者にリンク

(デコ)

 デコとは人形のことで、デコ(人形)を操り漫才のような芸を披露して人々を楽しませ
民衆の中にとけ込み人気者になる。

芸をすれば人々から、わずかな米や干し魚をもらい
貧乏なその日暮らしをしながら、旅から旅の毎日をくりかえす。

が、真の目的は情報収集にあった。地域住民の中にとけ込み、
人から物をもらう事から始め、やがて敵地の重要な極秘情報を取り、即座に報告する。

一日に 100キロ位の山道を平気で歩き、武芸にも通じていたが、

人と接するときは、常に笑いの中で、笑(しょう)をもって勝(しょう)を制したと言う。
歴史に名を残さず、姿も見せず、強さを隠し、無名の百姓として死んだ、まことの英傑である。

(デコまわし)

命のやり取りが日常茶飯事の時代なればこそ、
このような英傑が・お国の・お役人の端くれに、 生まれたのであろう。

 世の中、平和になれば、まず~お役人がアグラをかく。出世をしたがり銭を欲しがる。
さらに進めば~世間的な常識が無くなる。
見事なものだ、限度のない底無しの奈落に落ちていく。

やがて~“一眼国の国歌”が出来上がり、
お気に入りの~1つ目カラスが、我が物顔で飛び交うようになる。

役人刑事が滅茶苦茶にしたガス屋さんから~情報を取るには、警察ではだめだ。
主婦をデコにして動かし、取った情報を受け取る。



   後は待つ・・・・・数日後、主婦から連絡があった。


 ガス屋の定期預金証書は、期限切れまでに・まだ~4・5日の余裕があった。
まだ日があるのに・わざわざ、~なぜ、銀行員がガス屋に寄ったのか?

     銀行員が、ガス屋に~こう言った

         「近くに “行く所” ができたので、ついでに寄った」と言ったそうだ。

               ・・・・・・・・・・・・”近くに用事ができた”。と、確かにそう言った。

    ・・・~ガス屋の近く。

近所に~予定外の臨時にできた仕事ができ、
そのついでにガス屋に寄って、定期預金証書に 更新手続きをした。

もともと~ガス屋に行く必要はなかった。~ガス屋もそれを認めている。



      だからガス屋は、銀行員が来た時~・・・・・「どうした」と聞いた。
            
・・・・・・・・・・・・・「どうした」~?????・・・・・・この次に~行き先がある。 

               近くとは~どこか?~大変な問題だ。


その場所不明の“ある所”に寄った後~失踪したか・行方不明になったか??・・2つに1つ、

問題は「どこに寄ったか?」この一点である。
・・~その場所が、ガス屋の近くにある。

時刻は昼前、あとわずかで昼メシと昼休みになる。
   ・・・・・・・・・・~・・・昼メシが食える所か???“メシ”

あと数十分で銀行員の仕事が終わり、
~銀行に帰る事が出来る場所だ。これが判ればこの事件は解決する。

        ただ1つだけ~疑問に思う事がある。

   

  銀行員の会話として

           「近くに行く所ができたから、ついでに寄った」などと、
                         そんな「~ついで」の話をするだろうか

~相手に失礼だろう?

客商売の銀行員が、そんな物の言い方をするだろうか?~と言う疑問だ。

~たぶん、しないだろう。

        「近くの ◯▼●さん~のお宅に寄る急用ができましたので、
          

              今日は~まだ書き換えの日が来ていない、
                  定期預金証書の期限を更新させてもらいに来ました。・・・ 
                              ・・・・・・・・・~今後とも、よろしくお願いします」


これが普通の銀行員の挨拶だろう。

定期の期限が切れるなら、もしかしたら解約されるかもしれない。

別の銀行に移される可能性もある。

そんな時期に「~ついでに寄りました」では銀行員は務まらない。

おそらくガス屋は、銀行員の行き先を聞いた。が、~警察には言えなかった。
~そして・・・警察に~話されたら困るから~主婦にも喋ってない。

言えば相手方に~根も葉もない噂がたつ。・・逆に~充分可能性(殺害)がある相手だった?

そうなれば~警察が押し掛けて、刑事が何回も行くようになる。
話し方を知らない木っ端役人に~・・・
次から~次に来られたら、“誰がこんな事を喋ったか”と、 ~騒ぎ出す。

           「あそこのガス屋に刑事が出入りしていたから、 
                      あのガス屋が~・・・・
                            銀行員がどこへ~行ったか喋った」~となったら・・・


商売に影響する。
           

おそらくガス屋は、警察には話して “ほしくない”。
                ~それ以上に、知られたくない。・・~これを警察は感じてない。


・・・・・・私は、散髪屋の息子だ。  
・・・・・・・・・・・ガス屋は、銀行員の行き先を知っている。
                 


 小さな商売人は、いつも世間を気にしている。~世間が全てだ。
~それがいやで家業を継がなかった。

今では後悔している、どうして警察なんかに入った。と、

一時の感情と刑事ドラマしか知らなかった。・・・それだけで警察に入った。
~くだらん~いつも・ここまで考えて、また本題に戻る。
なぜか回り道を繰り返す。・・さあ、もっと考えてみろ・・・私は散髪屋のせがれだ。・・

 銀行員は、このガス屋の近くに行った。ガス屋は言い渋っている。
だとしたら、相手は、ガス屋のお得意さんか?又は、同じ商売人だ。~その両方かも知れない。

が、これをガス屋にきくのは酷だ。ただでさえ刑事の訪問にうんざりしている。

こんな聞き込みは、夜~コッソリ人目に付かないように行き、
~まず、ガス屋の不安を払いのけてから行うべきだ。~これは~“事件じゃない”失踪だ。

もし~この聞き込みが成功していたら即・解決している。
何もかも瞬時に砕け、銀行員の遺体が 見つかったであろうが、
こんな事を警察で話しても~まったく響かない、一眼国では無理だ。

商売のなんたるか、そんな事を“わかれ”と言っても・まったくダメだ。~・・欠落集団には無理。

一眼国を飛んでいる1つ目カラスには響かない。馬の耳に念仏とはこのことだ。
無益なバカ、いくら嘆いても仕方ない。とにかくやるしかない。

まずこの事件の根っこは四万十川に、そして葉っぱがある場所は、ガス屋付近だ。
四万十市を取り巻く西の四万十川、そしてガス屋のある東の・後川この東西両側に
根っこと葉っぱがあり、真ん中に警察がある。面白い縮図、一眼国の絵図面の様だ。
 





  南方海上で発生した台風が、土佐沖の海上に向かっている。
台風が上陸するか、 高知県をかすれば四万十川は大荒れになる、


川が増水すれば、オートバイを捨てていた、
あの舟着き場付近が、逆巻き現象を起こし 水が逆流する。

それを見てもらえば、いくら警察のバカ幹部でも、
まさかオートバイが川上から流れたとは、言わないだろう。

流されたと言う意見は撤回し、それに私が調べた聞き込み内容をそなえ付ければ、
「事件」として取り上げてくれるだろう。と、1人で台風が来るのを楽しみにしていた。

・・しかし、愚かな子供じみた願望だった。



川下                        〔舟着き場付近〕                    川上

   【 台風の四万十川~“舟着き場”も完全に水没。これでは解らない! 
     しかし、写真手前側の水流は、ゆるやかであり~さざ波風の細かな波は、川下から川上へ~
       ~そして、水没した草は、真っ直ぐ立っているのが、確認できると思います。
 
     これは、四万十川が最高に増水した状態です。
      ~この状態から、水が引き出すと、 この場所は、湖の様に流が無くなります。】

 


 台風は3日後に高知県をかすめた。四万十川は暴れ川に変身し荒れ狂った。
が、オートバイを捨てていた舟着き場だけは、
逆流により小枝等が流れ込み、大きな池の様になって、朝早くから川漁を楽しむ人が数人集まった。

逆巻する場所に魚やウナギが逃げ込んで来る、それを捕まえるためだ。
四万十川がいくら増水しても、この場所に投げ込んだオートバイは流れない。

まして普通の水量では、鉄の塊であるオートバイが、流れるはずがない。
警察幹部に、よく見てもらうことだ。

見ればわかる、机の上で理屈を言わず、とにかく見てくれ。祈るような気持ち、
まるで保育園児を動物園に案内するようだった。

動物園を横目で見ながら、私は聞き込みを開始した。
この舟着き場を知る人達に、最も合理的に会える機会は川が増水した時だ。

  魚が集まれば、この場所を知る人間も集まる。また~増水した後は、大事な舟が気にかかる。


泥濁りの四万十川に、ぽつりぽつり人が現れ、それらの人達に片っ端から聞き込みした。


    結果~ただひとつ、これはと思う情報があった。

8月下旬頃・オートバイが発見された場所から300メートル位下流の橋、
~つまりオートバイのナンバープレートが発見された、渡川大橋下の河原の~竹藪の中で

ナンバーのない50シーシーのオートバイを見た。と言うもので
オートバイの色は
銀行員が使用していた物と同じだ。

ナンバーが無いから不審に思い、誰のだろうと思いながら見ていると
下流の四万十市荒川地区の方向から~白い軽四トラックが走って来て

オートバイの前で停まったので、この人のバイクだと思い立ち去った。

車を運転していたのは~“中年の男だった” が、どこの誰だか “知らない”
~と言う興味ある 内容だった。
  
 ただ顔を知らないと言うのは、おかしいと思った。1週間位前の新聞には、
四万十川からオートバイが発見されたと言う記事が、デカデカと写真入りで出たばかりだ。

この田舎町の出来事が、ニュースになる事はめったにない。

 ~ナンバープレートを発見した~目と鼻の先で、 
                             ナンバープレートがない ~オートバイを目撃したわけである。

これだけ条件がそろえば、子供でもオカシイと思うだろう。
しかも、お互い四万十川で漁をする川仲間だ、知らないわけがない。
                            (田舎では~絶対に、ありえん
    

おそらく~知りすぎているはずだ
話題にならないはずがないが、それ以上強制的に聞く事はできず
お礼を言って分かれた。

その人も地元の川漁師だ、この田舎で~川に集まる人間を知らないわけがない。
まず、知っている。が、今はここまでだ、この川漁師は~何かを言おうとしているが、

あまりに身近な人物の名前を本人の口から、喋るわけにはいかんのだろう。

・・・・・・・・「知っているから、~知らないと言った」が、~まだ聞けない。今はここまでだ、

トドメは後から刺す。

ナンバーのないオートバイに軽四トラックの男。この取り合わせが面白い。
その男が現れた時間は夕暮れ時。

ナンバーとバイクの後部荷箱を取り外し、川へ投げ込んで、あたかも廃車の様に
見せかけ・竹藪に隠し・後日、舟で運び川底に沈めた。

荷箱は金属製の箱だから水に押され流れる。そう考えた場合、
四万十川左岸に点々と続く証拠隠滅の足跡が全て証明できる。

 ひさしぶりに興味の持てる事件に出会った。警察で面白いと思えるのは、こんな事件だけだ。
自分で言うのも何だが、子供がお気に入りのオモチャを手に入れたようなもので、
このオモチャを取り上げられたら。大声をあげ、泣き叫び反抗するだろう。

何の理屈も無い。主義主張もない、ただ警察にアキアキしていただけだ。





 四万十川の濁流がおさまり “四万十の碧” と言われる、青く清い流れに戻った時
~さらなる捜索が始まった。

 まことにコッケイな捜索が、
なんと、台風通過時における四万十川の水位を調査し始めたのだ。
誰の発案か判らない、台風は事件のあと発生した物だ。

その四万十川の水量を調査してなんになる。・・・~クソにもならん


“現場100回”~警察官は、ヒマさえあれば~何回も現場へ~足を運べ~これが鉄則だ。
が~増水した四万十川の現場に、足を運んだ警察官は誰もいなかった。

 なにも見ず、思い付きで、四万十川の~水位の調査が始まった。
が、命令が出れば「はい」と言うしかないのが・この一眼国だ。

四万十川の上流から~コノ橋で水位何メートル、ここでいくら、左岸と右岸で水位が違う、
等とバカバカしい調査が続いた。

川は生き物だ~水の流れは、それぞれの川幅や曲がり型で異なる
四万十川の様な大河になれば、想像以上の落差がある。それが~どうしたと言うんだ。
                    ・・・・・・・・・・・・・・・・・銀行員失踪事件と何の関係がある

おそらく、普段は気にもしてない四万十川の濁流を目の当たりに見て、
~誰かが思いつき放題に発案したものだろう。
この作業は、警備課長が積極的に動いていた。・・・・・~このバカが発案者か
                     (このバカ~20 数年後に文化勲章を受章した)
   

 くだらん水位の報告を~逐一~署長様に報告するのが日課だった。
都会の警察なら、こんな事はありえんだろうが、田舎では大きな仕事が入ったら全署員が動き出す。

署長も警備(公安)畑の出身で、警備課長とは馬合いだ。
常識で考えても馬鹿げているが、ここでは~どうでもいい事だ。

良かろうが~悪かろうが、署長様の発案であれば何でもやる、
メカケの様に穴を出せと言われたら、すぐに出すんだ。

・・・それができるか否か~これで決まる。
ここは一眼国、1つ目カラスの天下だ。~一つ目カラスになって文化勲章を貰おう

足が4本、縦長に切れた眼が1つしかない、夢に出て来る1つ目カラスは、
最近では現実の生き物として、私の回りを飛ぶようになっていた。

1つ目カラスは、次から次ぎに常識を逸脱した~信じられん提案を出した。
ナンバープレートが発見された渡川大橋付近から→直線で3キロ位下流、

今では遊覧船乗り場になっているが~この当時、通称 “千本グイ” と呼ばれた深みだった。

四万十川が大きくカーブしているこの場所~川が直線からカーブに差し掛かった箇所では、
暴れ川になった時、想像を超える水の力が~カーブの外側にかかる。

この場所で、川の水が岸辺に~もの凄い勢いでぶつかり~方向転回する箇所である。
濁流が渦を巻くように、怒濤のごとく押し寄せる様は、まさに龍だ。

護岸工事の技術がなかった時代、
こんな所に、セメントを使用して工事をしても直ぐ壊れた。

千本グイとは、無数のクイ(丸太)を川底に打ち込み、
積み上げた大石が動かないようにした、昔の護岸工事である。

無数に立てたクイを総称して~「千本ある」“千本グイ” と呼ばれたわけだ。

だから・この場所では、川が増水すれば・岩だろうが何だろうが、全て押し流してしまう。
水深5メートル位ある、このあたりで最も深い淵になっている。

1つ目カラスは、この “千本グイ” に潜って、捜索しろと命令を出した。

なぜだ?~なぜ、なにを捜す?その場所は~全てを流す場所だ
車でも押し流す~巨大な龍の住みか~ゴミひとつ無い。

しかし、そこが深いから~何かありそうだと言う。
~深いから見たいと。~見えないから見たい
             ・・・・・・・・・・・・・・・~まるで女風呂の探索だ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~カラスがそう言う。
・・・・・・・・・~何もアルワケガナイ~、常識で考えろ~バカが。

隠れているから~見たいと言う、保育園児程度の頭しかない~1つ目カラスの顔面に
回し蹴りでも、ぶち込んでやろうかと思ったが、

子供と女房の笑い顔が見える家庭があるから、どうしようもない。
素潜りで潜って、捜索できる場所ではない。

半日がかりで論議した結果、アクアラング隊を再度派遣する様にした。~との事であるが
結果は馬鹿馬鹿しいから聞いてない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・龍の住み家には、~ゴミ一つ無いはずだ

・・・・・・・・・・・・~四万十川の聖地だ。

私はブルーノートで、ジャズを聞きながらコーヒーを飲んでいた。


 その罰が、次の日にやって来た。
四万十川の増水と~海の満潮が重なった場合、それも大潮での満潮の場合。

四万十川が海に流れ込む河口では、川の水と~海の水が~互いにぶつかり合う、

海は満潮の潮が~高潮となり岸に押し寄せ、四万十川は、寄せる潮を突っ切る様に流れる。

すると、すごい現象が起こる、

 川の水が盛り上がり、海に攻め込み、海は海で・これを阻止するがごとく、行く手を阻む。
大潮の時期に、この現象が起きた場合、海に川の水がせき止められ、河口付近に淀みができる。

この淀みの中には、濁流と一緒に流れて来た~
四万十川流域で飼っている牛や豚のクソや 枯れ木など、

いわゆる藻屑(もくず)→(ゴミ)が、大量に含まれ浮遊し、
水にもまれながら、流れに身を任せている。

海の勢力が強い場合は河口付近に流れ着き、川が強い場合は、海の砂浜に打ち上げられる。

この台風では海が勝った。

しかも潮が引くのが遅く、色んな条件が重なり合い、
大量の藻屑(ゴミ)は、河口の下田港に流れ込んだ。

漁船を係留している下田港が、
港の水が見えない位に藻屑で埋もれている。漁船が動けない。
船のスクリューに藻屑が絡むからだ。いったん港に入った藻屑は~もう外には出ない。

仕方ないからパワーショベルで岸壁に掻き出している。

1つ目カラスは、この藻屑(ゴミ)に目を付けた
この中に、失踪した銀行員の品物があるかもしれない。

オートバイから取り外された金属製の荷箱は、まだ発見されてない。
~これを(藻屑)捜せ。
いかにも1つ目カラスらしい御命令が出た、・・~なんと私にだ。

  

  青い空が抜けるような~雲ひとつ無い日本晴れの上天気だった。
私は1人でパワーショベルが掻き分ける、人家三軒分位の膨大な量の藻屑を

真夏の暑い太陽に照らされながら、朝から晩まで~失踪した銀行員のモノと思われる「物」
を捜索する命を受け、藻屑と格闘した。

始めから何かを見つけよう~などと言う状態ではない。
くどいようだが~人家三軒分ぐらいの量だ、~どうして1人でできる。

~おそらく本部への~“報告用”だ。

~「藻屑」も全部見ました。抜かりはありません。~と報告する。

~その為の行為だ。
~やりました・~やっています・~抜かりはありません。~の「御報告」用
・・・・・・・・・・・・敵は「本能寺にあり」~味方の大将(警察本部)への貢ぎ物である。

現に一度だけ、刑事課長が車で様子を見に来た。

車から降りずに、冷房を入れた涼しい車内から外を・・~約20秒くらい見渡し、

~あっと言う間に帰った。

目で見た事に色を付け、本部に報告するだろう。~敵は本能寺にあり。
と、味方の大将をいかに満足さすか、

~仕事とは、いかにして?~親分を満足さすか?~それが問題だ。

 

 藻屑は1日以上の間、浮遊しながら水に “もまれ” ている。
~ただの水ではない。 大河が暴れ狂い、何もかも押し流し、
・・・・・・・太平洋の海原に攻め込んだ~強者に踏み固められた水だ。

紙なら水を吸い、下に沈む。

まして、金属製の器(オートバイの箱)が、藻屑の中にあるわけがない。
・・・・・・1つ目カラスの常識は、世間の常識とは違う。全て思い付きで動いている.

それもそのはず・・ ~!^¥^!~ 目的は、メカケが穴を出すごとく
~味方の大将を満足さすための 行為が、立派な御仕事である。

                           ・・・・・・・・・・・・・・頭なんか使う必要はない。



~これが延々と流れる日本病。
お役人が創造し~続ける
冤罪事件
の原動力である。



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テーマ:これでいいのか日本 - ジャンル:政治・経済

  1. 2007/12/03(月) 03:42:01|
  2. 悪魔と踊ろう vol Ⅰ-7 一つ目カラス
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